2024年8月11日
このページでは、三角の前屈を簡単に解説しています。ポーズの深め方やコツ・ポイントも書いていますので、参考になればうれしいです♪
三角の前屈は、サンスクリット語でParsvottanasanaと書き、パールシュヴォッターナ・アーサナと読みます。パールシュヴァは「脇腹、側面」という意味で、日本語訳では「脇腹を強く伸ばすポーズ」となります。また、脚の形から「三角の前屈」や「立位の片足前屈」とも呼ばれています。
ポーズの名前は、「脇腹を伸ばす」という意味だけで表現されていますが、実際には脚の裏側もよく伸びるポーズです。
三角の前屈には、以下のような効果があります。
前脚の太もも裏側が良く伸び、むくみ解消に効果的なポーズです。また、内もも同士を寄せ、後ろ足で強く踏ん張るため、脚を引き締め・強化する効果もあります。
手を後ろにまわすことで、胸や肩回りがストレッチされ、肩凝りの緩和に繋がります。
肩を後ろに引いて肘を引き上げてポーズを取るため、胸が開いて深い呼吸の助けになるでしょう。
三角の前屈の流れを簡単に解説します。ご自身の体と相談しながら、無理なく練習してみましょう!
上記で説明したことを意識すると、ポーズが安定しやすいと思います。また、意識することでよりこのポーズの効果が感じられると思います。
ポーズをとる前の姿勢を説明します。
安定していて余裕がある方は、ポーズを深めてみましょう。
上記まででポーズの効果が十分に感じられている方は、その状態で心地良い呼吸を続けます。
今日のご自身の心や体に耳を傾け、正直に動いていきましょう。
「ポーズが安定しない」「違和感や痛みを感じる」という方は、コツやポイントを確認してみましょう。
骨盤が前後・上下にズレやすいポーズです。自身の骨盤の向きがわかりにくい場合は、腕を後ろで組まず腰に手を置いて、骨盤の向きを確認しながら少しずつ前屈してみましょう。
前屈の時に重心が前にズレてしまう場合は、お尻(座骨)を後ろに引いて、頭(頭頂)は前へ引っ張ることを意識してみましょう。背中が丸まってしまう場合は、その手前でポーズをキープし、余裕がでてきたら少しずつポーズを深めてみましょう。
背骨を真っすぐに伸ばしたまま前屈しますが、首が先行してしまったり(ストレートネックになってしまう状態)、猫背や巻き方になってしまう場合は、肩甲骨を寄せ・引き下げて、顎を少し引いてみましょう。
呼吸が入りづらい場合は、上体を少し起こしてポーズを取りましょう。
背中の後ろで肘をつかめない場合は、手首を持つか、肘を伸ばして手の指を組むようにしても大丈夫です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、三角の前屈(Parsvottanasana)について、簡単ではありますが解説しました。
個人的に好きなポーズの1つで、脚にむくみを感じたらこのポーズが取りたくなったります。
ですが、数年前までは逆にこのポーズが苦手で、ヨガ教室に通っていた時には、居残りをしてこのポーズを教えてもらったこともありました。どうしても骨盤が歪んでしまい、でもその歪みが自分では感じられなかったのです。今思えば、もも裏の柔軟性がまだまだで、そのため伸ばすことを庇いながら無理をしてポーズを取っていたのだと思います。
どんなポーズも無理は禁物。気持ちいいと感じることが大切ですね♪